かわちゃん紀行

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zoom RSS 温かな毎日。

<<   作成日時 : 2012/04/22 02:26   >>

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現在私はアルゼンチンの首都、ブエノスアイレスにいる。

今夜コルドバに旅立つ予定だ。

コロンビアから随分、というよりものすごい更新が滞ってしまっていた。

色々あり過ぎてなかなか更新できなかったのだけれど、そろそろ書き始めようと思う。

出来るだけ早くリアルタイムに追いつきたいところ。

まずはコロンビア、カリ編の続きから。




私は、あの3週間と少しの日々を、どのようにして文章にすればいいのだろうと、PCを開くたびに悩んでしまってなかなか書き始められないでいた。

あの町で出会った沢山の素敵なみなさんにはもうほんと感謝しかなくて、私なんかにはもったないくらいの扱いをしてもらった。

厚遇って、こういうことを言うんだろうなっていうような毎日だった。

改めて思い返すと、もはやあれは旅ではなかったように思う。

またひとつ、帰りたい「お家」みたいな場所が出来た。

こんな風に思わせてくれたのは、カリで出会った沢山の人たちの愛情と優しさだった。




前回ブログで書いた通り、危ない目に遭いながらなんとかカリに到着したその日から、ほんの数日間で信じられないくらい多くの人に出会うことが出来た。

到着した翌日には、滞在中いつでも連絡が取れるようにと、ある方からご好意で携帯電話まで貸して頂いた。

JICAや日系人協会の方々を始め、スポーツコーチとして日本から来ている方や、アーティストの方など、毎日毎日沢山の人を紹介してもらった。

1週間もすれば町を歩いているだけで、コロンビア人や日本人の知り合いとバッタリ会うようになっていた。

毎日誰かが携帯を鳴らしてくれ、週の半分くらいはどこかへ連れて行ってくれた。

その内日系人協会で働く日本人ご家族のご好意で、お家に住まわせて頂くようにもなった。

そのお家では毎日一緒に食事をとり、可愛い二人の子供たちと遊び、時間がある時はご夫妻からいろんな話を聞き、私も話し、よく笑った。

出会って数日の私を、まるで親戚の子のように扱ってくれた。

旅とも、普通の暮らしとも少し違った日々だった。

毎日はほぼ決まった通りに過ぎていった。

平日は、朝ご家族を見送ってから午後までお家で仕事をし、夕方頃から誰かと食事にいくか、家族と一緒に夕食をとる。

週に一度くらいは、友人がコーチとしてコロンビア人に教えている野球チームや体操チームの練習を見学させてもらったりもした。

土曜日は毎週朝から日系人協会学校の幼稚園クラスで先生のアシスタントをさせてもらっていた。

子供たちに色の名前を教えたり、平仮名を教えたり、一緒にトトロを観たりした。

週末はどこかへ遊びに行くことが多かった。

食事に出かけたり、サルサを踊りに出かけたり。

そうして少し騒がしい週末が終わると、また同じように平日らしい日々を送る。

仕事の話もあったし、もうここで旅を終えてしばらく住んでしまってもいいかな、そう思い始めてもいた。

それくらい居心地が良かった。

信じられないくらいみんな良くしてくれた。

出会う人は本当にとびきり素敵な人ばかりだった。

優しくて、おもしろくて、熱い思いを持った個性的な人達だった。

話を聞くのも、するのも、いくら時間があっても足りないと思った。

コロンビア人の友人もそうだった。



今、カリで出会ったひとりひとりの顔を思い返している。

下らない会話、みんなで一緒に見た夜景、汗をかくほど何度も踊ったサルサのメロディー。

全部今でも思い出すことが出来る。

ひとかけらもこぼしてしまいたくない、大切な思い出。



本当は全ての出来事を書いていきたいけれど、それでは何回ブログを更新しても絶対に足りない。

だから今回は写真を沢山載せようかと思う。

きっと見てもらえればわかる。

沢山の優しいみなさんに守られながら、私がどれだけ温かな日々を過ごしていたのかを。



実は結構ぎりぎりまで、もうここで旅をやめてしばらく住んでしまおうかと悩んでいた。

旅をする楽しさと変わらないくらい、いやそれとはまた違ったおもしろさがここでの毎日にはあった。

けれど、まだ私は旅を続けなければいけないような気がした。

そして最終的に私はここを出ることに決め、飛行機のチケットを取った。



滞在中めちゃくちゃお世話になった友人に空港まで送ってもらい、飛行機に乗ってカリを飛び立った瞬間、自分でも驚くくらい涙がぼろぼろとこぼれて仕方なかった。

この3週間と少しの間に受けた沢山の優しさや愛情が、涙となって溢れてしまったようだった。

私は恥ずかしがることすら忘れて、こぼれる涙もぬぐわずに、大好きなみんなが住む町が雲に隠れていくのをただ眺めていた。

1時間後、カリと同じくらい大好きだったメデジンでの乗換えを経て、私はコロンビアを出国した。




2週間くらいで抜けようと思っていたこの国に、気が付けば結局1ヵ月半以上も滞在していたのだった。

そういえば、どこかで会った旅人がこんなことを言っていた。

コロンビアの観光か何かのキャンペーンで謳われていたという言葉。



『コロンビアの問題は、一度来るとその魅力からここを出られなくなることなのです。』



確かそんなような言葉だったと思う。

本当、まさにそれで。

ラテンアメリカを旅する旅行者ですら避けてしまいがちなこの国。

見所は少ないし、治安は悪い、おまけに物価もそう安くはない。

残念ながらどれも真実だと思う。

でも、こんなに人が優しくて温かくて、居心地の良い国もそうそうないとも思う。

私はラテンアメリカをこれまで11カ国旅してきたけれど、コロンビア人の優しさはその中でも群を抜いていると感じている。



おもしろい国だった。



政治情勢はもちろん、民間レベルの根の深い色んな問題をごく僅かながら垣間見ただけに、こんな暢気で簡単な言葉にまとめてしまいたくな気持ちもあるけれど、それでもおもしろい国だったと思う。

キューバで燃え尽きたと思っていた私は、またあっさりラテンアメリカの魅力に引き込まれてしまっていたようだった。

ペースアップなんて全然出来なかった。

それでもいいか。

きっとこれが私の旅なのだろう。

少しの間、暮らすようにゆっくりと旅をして、沢山の人と出会い、町を少しだけ深く知る。

それが私のスタイルなんだと思う。

時間をかけてゆっくり歩くからこそ見えるもの、出会えるものは絶対にある。

改めてそう思えた場所だった。



コロンビアで出会ったみんなに、心の底からの感謝を。

本当にありがとうございました。



そしてさようなら、コロンビア。




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(コロンボハポネサのオープンハウスイベントにて、イベント終了後それぞれの衣装で。)

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(体操の練習を見学してきました。)

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(少年野球チームのみんなと。)

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(生意気だけど可愛い子供たち。)

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(服脱がして遊ぶ私と、脱がされて爆笑するぽっちゃりした子供。)

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(みんな明るい。)

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(幼稚園クラスの可愛い女の子。お雛様を一緒に作りました。)

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(みんなで福笑い。)

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(自分の作品がお気に入りのよう。「見て見て!」)

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(みんなでトトロ鑑賞会。リアクションが可愛い。)

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(お世話になったご家族と。笑いの絶えない温かいご家庭でした。)


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
いいね、相変わらず。出会いはいいね。
チニート
2012/04/22 22:58
>チニート
あら、コメントありがとう。うん、出会いはいいね。どれだけ自分の人生が出会いによって彩られていることか。
かわちゃん
2012/04/22 23:07
顔や表情が青年海外協力隊のポスターにでも使われていそうや( ´ ▽ ` )ノ
たく
2012/04/28 14:07
>たく
いやー、ほんと楽しかった!コロンビア最高よ。
かわちゃん
2012/04/29 02:41

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