かわちゃん紀行

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<<   作成日時 : 2012/01/29 14:33   >>

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大晦日、今年最後の朝食を食べながらぼんやりと考えていた。

国内外を旅し始めてほぼ一年が経とうとしているんだなぁと。

あっという間だったと感慨深い気持ちにもなりつつ、日本はもうすぐ新年を迎えるんだと考えると、改めて「遠いところへ来たんだな。」と思った。

少しだけ寂しいような懐かしいような気持ちだった。



今日はカンクンで出会った、キューバに留学経験を持つコムニスタ(共産主義者)のお兄さんからのお誘いで、とあるお祝い事にご一緒させてもらうことになっていた。

いそいそと身支度を整え、カサを出てすぐ近くにあるバス停から、MP8のバスに乗って終点まで向かう。



バスを待っている間、運賃の小銭がなくて困っていたら、キューバ人が小銭をくれた。

やさし過ぎる…。

しかも、困ったら電話せいと言って電話番号まで教えてくれた。

この、優しさの巨人っ…!



そしてハバナから20分程でコヒーマルという町に到着。

ここは、アーネストヘミングウェイが愛した町として有名なところだ。

少し早めに着いてしまったから、約束の時間まで散歩をして過ごした。

坂の下に青い海が見え、落ち着いていて、とても雰囲気のところだった。



そして10時になり、無事に落ち合えたところでタクシーに乗って出発。

サンクリストバルという田舎町が今日の目的地らしい。

今日は何のお祝いかというと、その日本人のお兄さんがかつてお世話になっていた、イービスというハバナ大学の先生の姪っ子さんがキンセアニョス(15歳の誕生日)を迎えるという、とーっても大切な日なのだ。

日本で言うところの、女の子の成人式みたいに考えてもらえるといい。

写真館できれいな衣装を着て前撮りをして、誕生日当日は親戚中が集まってお祝いをする。

女の子にとってむちゃくちゃ大事な節目の日なのだ。

真横に座ったテンションも声も高いイービスにやや圧倒されつつ、車で1時間半。

姪っ子ちゃんのいるお家に到着。

ものっすごいのどかな田舎の風景。

もはや人が多すぎて誰だからよくわからないけど、小さな女の子達や沢山の人が迎えてくれる。

リビングでは、お父さんがお祝いのデコレーションケーキ作りに奮闘中で、その他の女性達も庭でお祝いの料理作りに精を出していた。

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私達はお家の中や庭(豚やにわとり小屋がある)を案内してもらった後、昼食をご馳走になった。

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(彼女がイービス)

めちゃくちゃおいしい。

キューバのご飯はまずいという人によく会うけれど、一体何を食べていたんだろうと思うくらいキューバ料理はおいしい。

食後は、ここでもやはり大音量で流されるレゲトンのビデオをみながら休憩。

ケーキを作っている両親以外は、もう既にノリノリである。

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(あ、つまみぐいしてる…)

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姪っ子も、その従姉弟もいっちょまえにセクシーに踊りまくっていた。

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さすが、クバーナ!



ケーキの出来上がりも近そうだったので近づいて様子を見てみる。

するとパパはおもむろに土台のケーキにコップで穴を開けだしたのである。

なにするんやろう?と思ってまた見ていると、なんとそこに再びコップを挿して、その中に赤いジュースをいれ、その上に2段目のケーキを重ねている。



へーーーーーー!



おもしろい。

最後は、人形をてっぺんに飾り、見る見るうちに3段のデコレーションケーキが完成した。

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(背景のつもりの布を持っているのはタクシーの運転手)




パパすご!!




結構細かい技を駆使しているのがおわかり頂けるだろうか。

いやー、すごい。



そして、そこから撮影大会がスタートした。

次々とイービスの指示でポーズをとらされていく姪っ子。

もちろん本人もやる気まんまん。

タクシーの運転席からセクシーにこちらを見てみたり、ボンネットの上でポーズをとったり、挙句の果てにはベッドに寝転んで超悩ましげなポーズをとったりするのである。

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(キューバの15歳)

私は後でデータを渡すために、写真を撮る係りをしていたのだけれど、グラビアでも撮ってんのかなと思うようなポージングばかりである。



大晦日にキューバで15歳の少女のセクシー写真を撮っている私って…



そう思いながらも、あんまり我に返らないように気を付けながらシャッターを押す私。

最後、壁に両手をついて腰を突き出し、上半身をひねって振り返るというポーズで撮影は終了。

てかやっぱり…、




絶対やりすぎ。




2時ごろになって、おばあちゃんたちに見送ってもらい、待ってもらっていたタクシー(撮影に使われたやつ)に乗って、ハバナまで戻ることにした。

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中々経験できないおめでたい席に参加させてもらえて、今年も最後までラッキーだ!
(キンセアニョスの写真はほんとすごくて、他の家でマイクロミニのワンピの肩紐をずらし、シャンパングラスをもってシルクのシーツの上で微笑んでいるというびっくり写真も見た。)



サンクリストバルから帰ってきてからは、暗くなるまで少し休憩をして、世界一周中のご夫婦と一緒に革命広場へ行くことにした。

バスに乗り、キューバ到着後にタクシーの窓から一瞬だけ見たあの場所へ向かう。

大晦日、一年の締めくくりに革命広場って、すごい理想の過ごし方。



訪れたそこは、年末年始を迎えることなんて何も知らないかのような静けさだった。

がらんと広がった広場には、革命記念塔以外何もない。

そしてその広場に向かい合うようにゲバラとカミーロのネオンが今日も輝いている。

近づいて写真を撮ることにした。



まずは、カミーロ・シエンフエゴス。

カストロ兄弟、ゲバラと一緒に革命を主導したメンバーの一人で、革命成功後にまだ20代という若さで事故死(諸説あるけど)してしまったキューバの英雄である。

キューバ人はみんなカミーロが大好きだ。

そしてそのカミーロのネオンには、こう書かれている。

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”vas bien, Fidel”(フィデル、上手くやってるじゃないか)



かつてのフィデルが行った演説の中で「カミーロ、俺はうまくやっているか?」と聞いたことがあったことから、そのアンサーとして記されているんだと警備員が教えてくれた。

色んな資料で見る限り、革命政権樹立後もキューバにとって楽な時代はなかったはず。

そして、フィデルはずっと闘い続けてきた。

かつての戦友からの言葉(カミーロが言ったことではないにしても)に私はすごく胸が熱くなった。



そして、ゲバラ。

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”Hasta la victoria,siempre”(いつも勝利に向かって)

有名すぎる台詞だけれど、ゲバラらしさが感じられる言葉だと思う。

感無量だった。

写真を撮り終えてからは、ゲバラの真正面に腰を下ろし、しばらく眺めていた。

そしてこの一年を思い返していた。

会社を辞めてから、鎌倉で働いていた時のこと、地震や津波や原発のこと、祖父の足跡を辿るために東南アジアをかけずりまわったこと、中米での4ヶ月間、そして日本の大事な人達のこと…。

色んなことがあったけれど、自分は生きているんだっていう実感が本当に濃い一年だった。

後数時間後に始まる2012年も、絶対最高の一年にしてやろうと決意をして革命広場を後にした。




カサに帰ると、カサのオーナーのホアキナファミリーが集結していて、宿泊客みんなで盛り上がり始めていた。

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(サルー!)

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もちろん、こんな時も音楽とダンスがキューバ流。

どんな貧しい家に住んでいても、薪で料理していても、スピーカーだけは絶対にあるような国である。

盛り上がらないわけはない。

ホアキナの娘の旦那さんや、親戚の子供、韓国人のルームメイトたちとみんなで踊る。

基本的にキューバ人はアジア人旅行者が踊れるとは思っていないので、踊ってみせると間違いなく盛り上がる。

「クバーナみたい!」(キューバの女の子みたい)と叫ばれながら最後は本物のクバーナ達とみんなで踊った。




ひとしきり盛りあがった後、みんなで話をしているとあっという間にニューイヤーの瞬間が近づいてきた。

みんな焦って、どこで新年の瞬間迎える?!みたいになっている。

とりあえず外に出ようってことで、カサの一階に出たところでもう10秒前くらいだった。



おぉーー、やばい!!



そしてみんな円になり、「3、2、1、…」と顔を見合わせてカウントし、カピトリオの前の路上でHAPPY NEW YEARを迎えた。



その瞬間なぜか全員走り出す。

わけわかんないけど、叫びながら、街灯の少ない暗いハバナの街を走った。

めちゃくちゃ気持ちよかった。



私達は”Felizidades!!”と口々に叫びながらそのまま街を練り歩いて、クラブへ向かった。

「新年明けてすぐの道路は気をつけなさい」というイービスの言葉を忘れて・・・。

そのおかげで通りを歩き始めてすぐ、「ザバーッ」っという音と共に私達はびしょ濡れにされてしまったのだった。







あーーーーー、忘れてたーーーーーーーー!!







そうだった。

気をつけろと言われていたんだった。

キューバ人は一年を洗い流すという意味を込めて、ベランダから通りに向かって年が明けた瞬間にバケツで水をまく。

そしておもしろがって、人が通ると水やら缶やから瓶(これは、ほんとやめようよ!)やらわけのわからないものを投げてくるのだ。

よく見てみると、通りにはあちこちに水溜りができていて、いろんな物が散乱している。

まじで危ないので、軒下を選びながらまたみんなで走る。

年が明けてから走ってばかりいる。

しかもびしょぬれで。

なんだこれ、おもしろ過ぎる!

そして結局全員びしょびしょになってクラブへ着いた。

キューバ人はたいていお祝い事は家族と過ごすから、観光客ばかりでつまらなくてすぐに帰ることにしたんだけれど、大好きなキューバで一年の始まりを迎えられたことに私は大満足だった。



■カウント:31名、残り69人(12月末時点) 



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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
姉さんのblog面白すぎ。
美術館で踊った話とか楽しかったよー!

キューバ楽しそうだねー!
タイの正月のソンクラーンみたい!!
タイといいインドといいキューバといい水をかける国は面白い気がするw
みつ
2012/01/30 08:11
>みつくん
ありがとー!
さすがに美術館はうちもびっくりしたわ。w
ほんとソンクラーンぶりに水かけられた。水がくさかったのがつらかったけど…
かわちゃん
2012/01/30 11:48
お父さんが裸エプロンでケーキをつくってるのが気になりすぎる( ´ ▽ ` )ノ
たく
2012/01/31 02:36
>たく
もはやそこに突っ込まなくなってきているわたしは色々とまひしているのでしょう。。w
かわちゃん
2012/01/31 06:52

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